長崎地区におけるキハ47形の定期運行が終了へ

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長崎地区のキハ47系が定期運行を終了することが発表されました。
西九州新幹線の開業に合わせて2022年9月に実施されたダイヤ改正を機に、長崎本線の肥前浜以西の区間の普通列車が気動車化されたため、当時佐世保車両センターに所属していたYC1系全車では賄えず車両不足が発生したこともあって、キハ47系のうち機関更新を行った車両が九州各地から集められ、長崎地区独自の青系の塗装を纏って活躍を続けてきましたが、2024年度からYC1系の増備が再開されたことに伴い、7月1日から長崎本線でのYC1系への統一を進めることが発表され、現在佐世保車両センターに所属しているキハ47系が引退することが発表されました。
肥前浜以西では電車時代は817系0番台が主に運用されていたこともあり、西九州新幹線開業を機に817系から国鉄形気動車であるキハ47系に置き換えられるという現象も発生していましたが、今回のYC1系導入を機に解消に向かう見通しとなっただけに、2020年3月改正から進められてきた長崎地区における気動車列車のYC1系への統一も5年以上の歳月を要しながらも完了を迎えることとなりそうです。

227系の通算新製両数が500両を突破

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227系の通算新製両数が500両を突破しました。
227系は2014年10月に広島地区向け0番台の第1陣としてA01編成・A02編成が落成したのを皮切りに、2018年度までに0番台が276両新造された後、2018~2020年度にかけて和歌山地区向けの1000番台が68両製造され、2023年度からは岡山地区向けの500番台の新造が進められていますが、500番台は当初導入予定分の101両が全て揃ってからも増備が継続されており、5月下旬にL31編成他3編成計8両が落成したことで、2014年からの通算での新製両数が500両を突破したものです。
500番台については続々と増備車が落成しているとはいえ、2025年に入ってからの増備編成は現時点で営業運転には投入されておらず、多くの編成が下関支所へと疎開留置される状況が継続していますが、現在営業運転のない赤穂線への投入に向けた試運転も開始されるなど、運用拡大に向けた動きも出始めているだけに、中国地方の電化路線の227系化は今後も着実に進められていくのかもしれません。

8A系の大阪線・名古屋線・南大阪線向けの仕様が発表

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大阪線・名古屋線・南大阪線へ導入される8A系の仕様が発表されました。
8A系の大阪線・名古屋線・南大阪線への導入は2025年度から開始されることが既に発表されていましたが、2025年度から3年間の導入計画が改めて発表され、大阪線・名古屋線に導入する車両は「1A系・1B系」、南大阪線に導入する車両は「6A系」をそれぞれ名乗り、1A系・1B系については外観塗装を青色とし、8A系シリーズとしては初めてトイレ付き仕様として導入されることとなっており、トイレ付き仕様については2026年度以降に導入する6A系・8A系にも拡大採用されることが発表されました。
今後導入される8A系シリーズは各線向けともに原則として4両編成で導入されながらも、1B系については3両編成を組むため、8A系シリーズでは初めて4両編成以外のバージョンが誕生することとなっていますが、8000系列の淘汰が終盤に差し掛かろうとしている中、大阪線・名古屋線・南大阪線における8A系シリーズによる通勤車両の更新も本格的に開始することとなりそうです。

2400系の廃車が4年ぶりに再開

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2400系の廃車が4年ぶりに再開されたことが明らかになりました。
2021年2月下旬に2462Fが2400系としては初めての廃車となっていた一方、2462Fの廃車後は4年以上にわたって5編成体制が堅持されてきましたが、2025年3月改正で大阪口での区間急行・普通の4両化やワンマン化が進んだことに伴う経年の高い系列の整理の一環として、新たに2453Fも廃車されたことが明らかになったもので、2400系の廃車としては4年3ヶ月ぶりとり、改正後に廃車された7両編成の車両は今回の2453Fも含め4編成を数えることとなりました。
大阪・関西万博期間中に運行する臨時快速急行にも7両編成を充当する列車が設定されていることもあって、2200系等の廃車ペースは緩やかなものとなっていますが、今後も13000系の増備や3000系の「プレミアムカー」増結といった動きが控えていることを考えると、現在運用中の2200系等の各編成も万博閉幕後には廃車の動きが加速する可能性があるのかもしれません。

E657系改造の新型夜行特急列車の概要が発表

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E657系を改造した新型夜行特急用車両の概要が発表されました。
車体塗装は国鉄形のブルートレイン客車をイメージした青系の塗装を採用し、10両編成中普通車9両全てを改造したグリーン個室車とサロE657形を改造したラウンジカーによって構成され、先頭車2両は1~2名利用のプレミアムグリーン個室車、中間車7両は1~4名利用のグリーン個室車となり、6号車には車いす対応のグリーン個室車も設定されるもので、2027年春の運行開始を目指して改造に着手し、主な運行エリアや愛称については追って発表されることとなっています。
E657系は19編成が在籍しているものの、昨今の常磐線特急の減量化もあって運用面に余裕が生まれ、東海道線などで臨時特急への登板する機会も増えていた一方、E26系「カシオペア」は1999年7月のデビューから四半世紀が経過していて老朽化が囁かれていただけに、今回登場するE657系改造の夜行特急用車両が実質「カシオペア」の後継になる可能性も高いものの、2022年から離脱しているK11編成の動向にも何らかの影響が発生するのかもしれません。

2025年末までの鶴舞線のホームドア整備予定が発表

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2025年末までの鶴舞線各駅へのホームドア設置予定が発表されました。
鶴舞線各駅へのホームドア設置は2024年10月の庄内緑地公園駅を皮切りに順次稼働しており、既に庄内緑地公園~上前津間の各駅で稼働済みの状況となる中、2025年12月までのホームドア整備及び稼働開始の予定日が発表され、7月~12月にかけて鶴舞~八事間の6駅で新たにホームドアを整備することが決定したもので、2025年末までの1年3か月間で7割まで進捗することとなっているものです。
残る原~赤池間の5駅は2026年中に実施される一方、上小田井駅については名鉄が駅を管理している関係からか現時点でも設置計画そのものが未定という状況となっていますが、アジア大会が開かれる2026年秋までの整備完了という点では順調に進んでいるとも言えるだけに、上小田井駅を含めた全20駅での整備完了の時期が改めて注目されることとなりそうです。

特急停車駅昇格から30年の節目を迎えた岡本駅

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岡本駅が特急停車駅に昇格してから2025年6月で30年を迎えることとなりました。
神戸本線の特急は1995年1月の阪神・淡路大震災発生前までは大阪梅田~神戸三宮間を途中十三・西宮北口の2駅のみに停車していましたが、1995年6月に行われた震災からの全線復旧を契機としたダイヤ改正で停車駅追加に踏み切ることとなり、快速急行停車駅だった夙川・六甲の両駅ではなく、駅位置がJR摂津本山駅にほど近い岡本駅が特急停車駅に選定され、さらに新設された通勤特急と快速急行(のちの準特急)も停車するようになって、震災前の急行・普通のみの停車から全列車停車駅へと一気に昇格することとなったものです。
JR神戸線が阪神間を結ぶ3路線の中で一足先に震災からの全線復旧を果たした影響は大きく、阪急神戸線、阪神本線ともに優等種別の停車駅増加へと舵を切るきっかけともなりましたが、2006年10月改正でさらに夙川駅にも停車するようになってからも所要時間の大幅な増加には至っておらず、震災から30年たった今日でも、大阪梅田~神戸三宮間を20分台後半で結ぶことを守り通しているとも言えるでしょう。
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